にほんブログ村
ウナギに視覚・嗅覚ってあるの?
ウナギには視覚も嗅覚もあります
諸説ありますが、ウナギは視覚よりも嗅覚に頼っていると言われています
まずは視覚について考えていきましょう
ウナギの視覚について研究論文が出ていた
海洋大の蒲谷道香様、秋山清二様、有元貴文様からの出典です
【目的】
ウナギの視覚機能に関しては、黄ウナギから銀ウナギへと変化する降海期に眼径や桿体細胞数は増大し、錐体細胞は減少または消失することが知られているが、まだ不明な点が多く残されている。
そこで、本研究では組織学的手法を用いて、成長にともなう錐体細胞密度の変化を調べ、ウナギの視覚機能に関して検討した。
【方法】
全長57-706mmのウナギ41個体について眼球標本を採取し、Bouin液で固定した。
網膜を9~21部位に区分し、常法により網膜組織標本を作製した。
これらを光学顕微鏡により検鏡して、0.01mm2当たりの錐体細胞数を計数し、錐体密度分布を求めた。
得られた錐体最濃密度と水晶体直径から、Tamuraの計算式により視力を算出した。
【結果】
網膜部位による錐体密度の違いが確認され、錐体最濃密部位は網膜下部周辺であった。
このことより、ウナギの視軸は上方であると推察された。
水晶体直径は成長にともない0.184-3.06mmと直線的に増加したが、錐体密度は全長57-278mmの個体で856-435 cells/0.01mm2と急激に減少し、全長324mm以上では431-309 cells/0.01mm2と緩やかな減少に転じ、安定していく傾向にあった。ウナギの視力としては最小の57mmの個体で0.008、最大の706mmで0.08となった。
他魚種についての既往の知見と比較すると、ウナギを含む底棲魚では全体に視力が低く、また成長にともなう視力の向上は緩やかであった。
その中でもウナギは特に錐体視力が低い結果となった。
と、研究論文の最下部にもあるように、ウナギは錐体視力が低く、あまり見えていないのではないと推測されます
何かがいるとか、大きい小さい位しかわからない、ぼやっと鹿見えていないのではないでしょうか?
ここから考えると、目で追うような餌でなくてもいいような気がします
では、次に嗅覚について考えていきましょう
ウナギの嗅覚についても研究論文が出ていた!!
研究者は東京海洋大の太田淳也様です
とても難しい内容ですが、興味のある方は下記からPDFデータでの研究論文が見られますので見て下さい
ウナギの嗅覚に関する研究は42ページから49ページです
結論としては、
ウナギはかなり嗅覚に頼って生きている!!
です
ウナギの鼻の穴って4つあるそうです、知ってました??
ウナギはどんな臭いが好きなの?
一般的には強烈な臭いが好きだと言われます
確かにドバミミズの臭いは強烈ですね
しかし、だからといって、シュールストレーミングスでウナギが釣れるかといったら・・・
どうでしょう???やったことないんですが、来シーズンはやってみようかな
ただ、キムチやニンニクでは釣れたと聞いたことがありません
やはり、生き物の体臭や体液臭に寄ってくるのではないでしょうか?
ウナギはアミノ酸に敏感??
一説によると、ウナギは魚類の中でももっとも嗅覚がするどい動物の一匹で、におい物質の種類によっては犬以上とも言われているそうです
ウナギを飼っている池の中に、アミノ酸溶液を一滴たらしただけで、群をなして集まってくるそうです
その嗅覚は、一万トンの水の中に一グラムのアミノ酸を溶かしても感知できるというから驚きです
アミノ酸溶液にドバミミズ漬ければ無敵!!
そもそも純粋なアミノ酸溶液を手に入れることはとても難しいです
これまでに私は味の素やウェイパーなどいろんな化学調味料を餌につけたりして試しましたが、これといって驚くべき効果はありませんでした
20種類以上あるアミノ酸の中からこれだ!!と言う物が特定できれば数釣りも夢ではないかもしれません
ちなみに、スッポンにはほぼすべてのアミノ酸が含まれているらしいです
釣れたら、丸鍋にせず、ウナギの餌にしてもいいかも・・・
もし、皆様の中でアミノ酸探しをやられて効果が出た場合、こっそり教えて下さいw
やっぱり餌はドバミミズかな~
鮎やアブラハヤも臭いは強いですが、私個人としては、ドバミミズに敵う餌はないんじゃないかと思います
以前の記事にも書きましたが、場所によっては食べなれている餌がアオイソメだからドバミミズが通用しないなんて事もありますが、何にしても万能餌ですね
もうこの時期、ドバミミズは本当に少なくなってきましたが、今のうちに自分のドバミミズポイントに移動させておくと来シーズンが楽になりますよ
この記事へのコメントはありません。