昔の捕魚道具
先日、これからシーズンを迎えるウナギ釣りに備えて、餌のドバミミズを探しに行く予定でした
友人の家の裏には、ウナギの定番餌である、ドバミミズの宝庫と思われる場所があることを以前から聞いており、出発前に敷地内に入らせてもらって良いか聞いたところ、
「昔使っていた魚採りの道具があると思うからついでに見てくるといいよ、使えそうならあげるよ」
と言われたので、早速出発
お宝?財宝?
案内してもらった友人の家は、元々がお寺で、とても広く、作りも昔のまま残っていました
(今は誰も住んでいません)
縁の下を除くと空の一升瓶が何本も並ぶ奥の方に花瓶のような違うような不思議な形の瓶を発見しました
結構薄いガラス製で、ぶつけたら割れそうなくらいだったので、おそるおそる取り出すととある物が出て来ました
昔の魚取り遊び道具【セル瓶】

【セル瓶】と呼ばれるそうで、昔は中にくず味噌を入れて流れの緩やかな川に沈めておけば、小魚がたくさん入って出られないようにいなっていたそうです

さすが口の部分は2本とも欠けていましたが、本体にひび割れはなく、状態は良好です
この部分には布を被せるそうです

反対側は内側に絞られており、魚が入ったら出られないようになっています
魚の習性をうまく利用した造りになっていますね
セル瓶の使い方とドバミミズの生育状況
このガラス瓶の使い方は、外側に出た口の方にガーゼのような物でフタをしてひもや輪ゴムで縛り、ガーゼが取れないようにします
ガーゼを使うのは水を良く通し、流れのあるところでも川水に流されないためです
そして中には米ぬかを炒ったものと味噌(私はくず味噌と言っています)とを合わせ、団子を作りこの瓶の中に入れて川へ沈めておきます
2~3時間くらいすると小魚がこの瓶の中に入ってきて、佃煮などにして昔は食べていたそうです
今はプラスチック製の物などがありますが、こういう物が発達してできたのでしょうね
今年の夏はこれで小魚を捕って、ウナギの穴釣りにチャレンジしたいと思います
で、肝心のドバミミズはというと、普通の人なら気持ち悪いと震えがくるところですが、私は
感激の震えがくるくらい大宝庫でした
とりあえず、シーズンインするまでは、大人しくしててもらおうかと思います
SECRET: 0
PASS:
昨日電話したけど、居なかったのは『これ』 いいものみつけましたね~ また、電話しますね★